24.シミについて

2007年2月27日掲載 

 シミと一口に言っても色々なシミがあります。最近はシミに対して効果のある外用製品(化粧品)が発売されていますが、シミの種類によって効果が出る場合と出ない場合があります。ですから顔や手の甲などに気になるシミが出来た場合はまず皮膚科の専門医を受診してそのシミがどのようなタイプのシミかを判断してもらいそれによって有効な治療法を教えてもらって下さい。

肝斑
 (かんぱん)
額や頬、目や口の周りに左右対称に現れる褐色のシミです。女性ホルモンのアンバランスなどが原因と考えられています。レーザー治療では治らず逆に悪化することがあります。
雀卵斑
 (じゃくらんぱん)
いわゆるソバカスです。頬や鼻の上に褐色の小さい斑点がたくさん散在します。
日光黒子
 (老人性色素斑)
主に中年以降の人の顔や手の甲、前腕など日光に長時間当たる部位に発生します。
炎症後色素沈着 ニキビ跡や日焼けなど皮膚に炎症をおこした後に出てくる色素沈着(黒ずみ)です。
太田母斑 顔に出来る青みがかったシミで皮膚の深い層に色素が沈着しています。外用剤は効果がありません。レーザー(qスイッチなど)治療が有効です。

 上記の上4つは外用製品の美白剤が有効です。美白剤には色々なものがありハイドロキノン、アルブチン、コウジ酸、ルシノール、エラグ酸などですが、テレビのcmでも名前を聞いた事があると思います。これらはシミの原因であるメラニン色素の合成を阻止する働きがあります。その中でもハイドロキノンの美白効果はコウジ酸やアルブチンの数十倍から百倍と言われています。日本では2001年の規制緩和によりメーカー責任で化粧品に使用されるようになりました。当院でもハイドロキノンの製品(ロート製薬の美容液タイプ、医療機関限定品)を取り扱う事にしましたので、お気軽にご相談下さい。

 美白剤を2〜3ヵ月使用し続けると効果がはっきりしてくるようですが、まれに人によって合わないと、かぶれたり皮膚への刺激がおきることがあります。もともとシミは紫外線の影響で悪化しますが、美白剤使用中に強い紫外線を浴びるとかえってシミが濃くなる場合があるので必ずuvカットをして下さい。