25.じんましんについて

2008年4月21日掲載 

 じんましんは突然皮膚に激しいかゆみを伴う発疹が現れる病気です。発疹は蚊に刺されたときのように赤くなるもので、少し膨れて盛り上がったり、時にそれらがくっついて地図のような形になったりします。そしてひとつひとつの発疹は数分から数時間で消えてしまい、出没を繰り返すのが特徴です。

 原因としては皆さんは食事との関連を思い浮かべると思います。実際、食べ物に対するアレルギーでじんましんが起こったり、アレルギーではないのですが、タケノコ・なす・ほうれん草などのあくの強い物、サバ・イワシなどの青魚に含まれている化学物質はじんましんを生じやすくすることがあります。 また、いつも食べていて平気な物でもその時の体調(疲れている・風邪を引いている)等によって症状が出るということもあります。しかし、食べ物はじんましんの原因のごく一部に過ぎません。薬剤や機械的刺激・温度・日光・疲労・ストレス・アルコールなどが引き金になることもあります。さらに原因がひとつと限らず、2種類〜3種類の組み合わせ(例 小麦を食べる+運動、薬の服用+運動など)で症状が出る事もあります。特に数週間以上にわたって症状が続く慢性じんましんの場合は原因を見つけるのが困難な事が多い(特発性のじんましん)のですが、どういう時に症状が出やすいかを日常生活を振り返って、上に書いたような原因や誘因がないかをチェックしてみて下さい。

 発疹が出ている時は基本的に体温が上がると(血行が良くなると)かゆみを感じやすくなりますから、応急的 には冷やすと楽になります。ただし、寒冷じんましんと言って寒いと出るじんましんもありますから注意して下さい。

 治療に関しては、原因が分かっている場合にはその原因を取り除くことが治療につながります。しかし多くの場合原因が分からない特発性のじんましんの為、飲み薬で治療を開始します。薬を飲んだ後、症状が出なくなってすぐに中止すると再燃する人がいますから、症状が出ないのを確認しつつ徐々に内服量を減らしていきます。1種類の内服で効果のない人には薬剤を変更したり数種類を組み合わせたりしながら治療するとこもあり治療に時間がかかる場合もあります。また、稀ではありますが、気道にじんましんが出て呼吸が妨げられる場合もあります。 この場合は重症だと命にも関わることがありますので、万が一じんましんと一緒に息苦しさが生じた時はたとえ夜中でも最寄りの救急指定病院を受診してください。