29.汗疱(かんぽう)・異汗性湿疹

2018年7月27日掲載 

手のひらや手指、足の裏や足趾に小さい水ぶくれ(小水疱)が出たり消えたりする病気です。
小水疱が多発したり、うすく皮がむけるモノや赤みや痒みを伴うモノ(湿疹)まで程度は様々です。
以前は小水疱は汗の貯留による現象と考えられてこの様な病名がつけられましたが、実際には汗による刺激などが関与しているのではと考えられています。
人にうつる(伝染する)ことはありません。
症状が出たり消えたりを繰り返すという特徴もあります。

原因は不明ですが、緊張やストレス(手に汗にぎるみたいな自律神経に影響がある時)、金属アレルギーやアトピー素因、多汗症、喫煙との関連も考えられています。

紛らわしい病気として水虫があります。
かぶれや掌蹠膿疱症、手足口病なども区別が必要です。
水虫との区別は顕微鏡で水虫菌を見つける事で可能です。その他の病気とは症状の経過や治療の反応などからも区別する事が出来ます。

治療法は外用療法が一般的です。
軽症の場合は尿素のクリームやサリチル酸ワセリンなどを使用し、湿疹ができているところにはステロイド剤を使います。手のひらや足の裏は皮膚からの薬の吸収が悪いため、比較的強いステロイド剤が必要になります。ラップを使った密封療法も有効です。